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2018/02/10 09:25
ブックマッチも含めて「剥ぎ板」というものは、一枚板とは大きく違います。
(※ブックマッチについては、後日ブログに書きます)
幅45cmの材を2枚剥いで、「2枚剥ぎ」を製作すれば、幅90cmの無垢板が完成します。
見た目もそんなに大きくは変わりません。
でも、径45cmと90cmの丸太では、原木の価格は数十倍違います。
なぜそんなに価値が違うのか、、最大の理由は樹齢です。例としてブラックウォールナットで解説しますが、
カナダや北米において、ブラックウォールナットは樹齢40年程度で径45cmほどになります。
50cm程度までは、年1cm強 成長するのです。これは、概ね他の樹木も同様です。
しかし、ここから樹木径の成長が1/5程度に鈍化するので、
径90cmに到達するには、気の遠くなるほどの長い年月を要します。
枯れずに落雷や積雪による倒木などのトラブルにも見舞われずに、
更に220年(樹齢260年)ほど経ないと、そこまでの径に成長しないのです。
日本では古来から「脂(ヤニ)」とも呼ばれる、フィトンチッドという成分を多量に含有し、
菌や害虫から身を守りながら長い年月を生きます。当然ながら、そこには大きな意味があります。
<フィトンチッドとは、、>
樹齢200年超の樹木には、樹齢50年程度と比較して6~数十倍のフィトンチッドという成分が潤沢に含まれています。
フィトンチッドには殺菌効果や害虫の忌避効果があります。長い年月を樹木が生きる為には欠かせない成分なので、
長樹齢の樹木ほどフィトンチッドを多く含む事になります。
私たち人間にとってフィトンチッドは、リラックス効果や、アレルギーの改善効果など多様で、
人にとって極めて大きな福音が享受できます。
因みに森林浴でリラックスできたり、心が癒されたりするのも、
実は原因物質はこの、「フィトンチッド」なのです。
ここまで読まれた方はもうお分かりだと思います。
フィトンチッドは一例ですが、一枚板には、我々人間が計り知れない「場がパワースポットとなる」ような力もあります。
見た目を優先なさるのでしたら、剥ぎ板の方が経済合理性が高いのでお薦めです。
一枚板には、こだわるだけの理由があります。。
家の中心に一枚板があると、きっと人生が変わります。
当方の在庫の97%は「一枚板」です。
他の家具屋さんや、一枚板の専門店さまは3~8割程度が剥ぎ板です。
価値の違いを知ったら・・・次は、是非[slab team]柏ギャラリーに遊びにいらして下さい!
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